貴方の心身に響くものは?それは運動なのです(初級編)
連日10kgの重りをつけてリハビリ筋トレやウォーキングをしていたら、足がヘロヘロになり風呂の中で意識を失っていましたw
さて、運動と言えば皆様はどのようなものを想像するでしょうか?
ジムへ行って、「カマ~ン!アッ!アッ!ワンモア!」のようなハードなウエイトトレーニングや、長い距離を「ハァハァハァ」と走るランニング、高い自転車で「ひ~めひめ♪」と走るサイクリング等を想像するかと思います。
運動というのは、運動経験の無い人からすれば、凄く敷居が高く感じられるものです。
でも、考えて見てください。
我々は金メダリストを目指しているわけではないですし、プロでもありません。
アマチュアでガンガンやっている人が多いわけでもないですよね。
運動をすることがゴールなのではなくて、運動の中に価値を見つけることが重要だと思います。
運動に何の価値があるのか?
それは、心身の調整に役立つということです。
心身の調整を上手くすることで、仕事やプライベートの充実にも繋がります。
職場にいると、どうしても息を詰め身体が固くなりがちで、精神的にもプレッシャーがかかり、ストレスが溜まっていきますよね。
これらの状況が長く続き、状態が悪化すると様々な疾患の発症に繋がります。
ざっくり、悪性新生物(がん)・循環器疾患・脳血管疾患・精神疾患(うつ・適応障害等)があります。
薬を内服すれば、すぐに治ってしまうのなら良いのですが・・・大抵は回復に時間がかかり、後遺症が残ったり、長期の休職・・・場合によっては社会復帰が困難になってしまいます。
これらを防ぐための手段の一つが、運動なのです。
先程挙げたハードな運動ではなく、軽い運動でも効果はあります。
何故、効果があるのか?
普段、運動をしない人が運動をするということは、脳に普段とは違う新たな神経回路をつくることになります。
それは、日々のマンネリ化の退屈さ、反復思考(グルグルと特定のことを考え続けること)による脳疲労、ストレスによる負の感情で扁桃体への刺激が強くなっている状態等への改善に繋がります。
あと、脳の血流が良くなるため、記憶力の回復にも役に立つという研究結果もあります。
ここらへんは精神面ですね。
肉体面では、筋肉を刺激することで血液循環が良くなり、老廃物や疲労物質の除去、血糖値の正常化、体脂肪の低下、筋力増強、良い睡眠につながる等の効果につながります。
では、実際にどのような運動をすれば良いのか?
今回は、凄く簡単なものを紹介します。
それは、緑があるところでのウォーキングです。
「何だ、ウォーキングかよ( ´,_ゝ`)プッ」と言われるかもしれませんが・・・
待ってください・・・少し工夫があります。
緑の中でウォーキングするときは、五感をフルに使い、今何を感じているかを頭の中でナレーションしながら歩いてください。
例:
「太陽の陽射しが温かい」「風が吹いている」「緑の香りがする」「風の音や木々のざわめきが聞こえる」「木々が色づいている」
リアルタイムの現在を感じることが大事で過去や未来は考えないことがコツです。
これは「禅」を用いた方法です。
「禅」と言っても座ることだけが禅ではないのです。
この歩行禅を行うことで精神面の安定に繋がります。
普段は、こういう脳の使い方はしませんよね?
歩く道は芝生や土のある、少し起伏のあるところが筋肉に対する刺激が増えて良いですね。
坂道があったら尚更良いかと思います。
歩く時の姿勢は、まっすぐに立って姿勢を良くし胸を張り気味にすると良い感じです。
最初は20~30分位歩けると良いです。
太陽光(紫外線)を浴びながら歩くことで、ビタミンDが合成されます。
そのビタミンDは骨だけではなく、セロトニンの合成にも繋がりますので重要な点です。日中の強い光は脳内に刺激を与え、脳内でのセロトニン合成に関わります。
そしてセロトニンは暗くなったら体内でメラトニンに合成されます。
メラトニンは睡眠に関わる物質なので快眠には重要な点です。
※紫外線の浴びすぎには注意です。
※内服薬には日光に反応するものもあるので注意してください。
私は、これにスクワットと懸垂を追加しています。
運動経験の無い方が始める場合は、今回のウォーキングのみから始めて見てください。