この寝方でリラックス出来る? うつぶせ寝のススメ
皆様は寝るときに、どのような姿勢をとっていますか?
仰向け(仰臥位)か横向き(側臥位)が、ほとんどだと思います。
これらの寝方でも、日々問題なく過ごされている方は良いのですが〜
肩こりや腰痛に悩まされている方には、ぜひ試してほしい寝方があります。
それは!うつぶせ寝です!(伏臥位)
この寝方の何が良いのでしょうか?
それは、普段使っている筋肉の支え方を変えることで、普段酷使している箇所を緩めることが出来るのです!
通常の、仰向け寝では胸が開く反面、背中が縮まり、身体全体を背部で支えることになります。
すると、どうしても背中や肩の方に力がかかってしまいます。
と、なると肩こりや腰痛にはよろしくないのです。
肩や背中の力が抜けている状態とは、どのような姿勢でしょうか?
下のイラストの前者のように猫背になり、うなだれている状態です。
(これは例であって良い姿勢ではありません)
後者は胸を張り、背中側が反っているため背中や肩に力が入りやすくなります。
後者の姿勢(仰向け)を布団の上で行うと、湾曲のある背中と布団の間に隙間が出来てしまい背骨や背筋に負担がかかります。
(ベンチプレスをやる人なら、感覚が分かると思います)
しかし前者の姿勢(うつぶせ)を布団でとることにより、湾曲がない腹部と布団が密着します。
そうなると、重さが腹部に移るため背骨や背筋にかかる負担は減ります。
私も腰痛や肩こりのときは、うつぶせ寝を行い痛みをやり過ごしていました。
「こうかはばつぐんだ!」
※(個人差があります)
ただ、最初は慣れないと思いますので短時間で行ってみて、力が抜ける感覚を体感してみてください。
緊張から弛緩への感覚を知るというのが肩こりや腰痛には重要です。
剛と柔、陰と陽により人間の身体は成り立ちます。
うつぶせ寝で本格的に寝る場合は専用の枕を使用したほうが良いです。
専用の枕を使わないと、呼吸するスペースの確保が難しくなるので長時間のうつぶせ寝は中々に厳しいです。
うつぶせ寝用の枕は検索をかけると多数ヒットしますので、探してみてくださいね。
体型・骨格に問題や何らかの疾患がある場合は医師との相談により対応してください。
子供には色々と問題がある(死亡事故)ので成人以降で行うのが無難でしょう。
うつぶせ寝(伏臥位)は医療現場でも実際に用いられています。
こちらの場合は、喀痰の促進や自発呼吸が困難な方の横隔膜疲労の対策として用いられています。
まずは、お試しあれ。