おっさん 脂肪遊戯

おっさんが、生き残るためのライフハック?です。

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誰でもなれる最底辺の職業

はい、凄くキャッチーなタイトルかと思いますw

これは柏耕一氏作「交通誘導員ヨレヨレ日記」という本の帯に書かれているのです。

この方は73歳で、元々はライターだったのですがお金の問題で警備員をする羽目になったという経歴があります。

 

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ちなみに皆様は交通誘導警備はご存知でしょうか?

道路や工事現場に立っていて、警察に似た制服にヘルメットをかぶり赤色の棒を持った方を一度は見たことがあると思います。

ただ、経験したことがある人は少なく、そして現状を知りませんよね?

この職業が何らかの作品の主役になったりすることも殆どありませんので。

 

かくいう私は、かつてアルバイト感覚で警備員をやったことがあります。

だからこそ、この本のタイトルと帯に書かれたことが良くわかるのです。

読み進める度に、現場や作業員のことを思い出し・・・笑いや胃酸が込み上がってきましたw

ライターが実際に体験しているだけあって、分かりやすくそして読みやすい1話完結型人間ドラマとなっております。

 

結論から言えば、交通誘導警備員はオススメ出来る職業とは言えません。

給料安い、不規則、危険(たまに死亡事故あり)・・・と挙げれば、な〜んだブラック企業とかで良くあることじゃないかと思うでしょう。

 

そこに追加で、警備員の大半がアレなことが多いのです。

これは、この本の作者自身がお金にだらしないことと関わった警備員の多くが〜・・・と書いています。

私が経験した中でも、確かにそうだな〜と感じました。

例として、前科あり、ヤク中、恐喝で逮捕、元同僚が殺される、常に難癖をつけてくる・・・等。

私の人格は秘密ですw

 

何より勘弁なのは、これまた本にも書かれていますが、地域住民やドライバーに難癖をつけられることが多々あるのです。

かつては現場に関係ない住人に「いいのか?お前本当に殺すぞ!」とか、誘導を無視したヤンキーが事故りそうになって逆ギレしてきたり、ヤクザに「よう止めてくれたな」とか〜現場作業員の罵声はデフォでしたねww

警備員に法的な強制力はないし立場も弱いのでサンドバッグ状態なのですw

 

良い点を書くとしたら、上手くやれば給料こそ安いものの休日の自由が効く、すぐに働ける、誰にでもなれる(犯罪歴によっては駄目)、常に募集している、いろいろな地域に行ける、仕事がすぐに終わることもある。

1ヶ月で67万円稼げる(日勤と夜勤を繰り返し一ヶ月休みなしでw)

 

勿論、まともな人もいます。

定年退職後のお金稼ぎや時間つぶし、夢を追いかけている、普通にアルバイトとして働いている人等もいます。

 

中国発の武漢肺炎のお陰で、これから国内で失職する方が多くなると思います。

この仕事は直ぐに働けるので、次のための布石もしくは、そのまま働くのもありかもしれません。 

 

一つ言っておきたいのは、警備員の置かれている立場を理解して警備や誘導に協力してあげて欲しいことですかね。 

どうも最近は国内が殺伐としてきていますので・・・。

 

あなたの知らない社会の底?に興味がある人は一読の価値があります。

もしくは一度体験してみると新たな世界が見えるかもしれません。