観光公害で犠牲になった北海道美瑛町哲学の木
私は北海道の美瑛町が好きなので、以前は良く行っていました。
近年は北海道を離れていたため、あまり行けなかったのですが~
最近は観光客が多くなって驚きました!
特に、青い池の観光客は凄いですね・・・。
しかも、観光客は日本人より外国人が多いという状況でした。
観光によるインバウンド収入というものは経済的に重要な面があると思います。
しかし、入って来るのはお金ばかりではありません。
ゴミやモラルの無い人間、犯罪者が入って来ることもあります。
幸い、美瑛町では悲惨な犯罪が発生していませんが・・・土地に不法侵入する事態が相次いでいます。
キレイな写真を撮りたい、インスタ映え、いいねが欲しい・・・気持ちは分かりますが・・・結果、そこの土地で撮影が出来なくなる事態が発生することもあります。
日本人ですらマナーを守れないなら、海外から来た人間にマナーやルールを守らせるのは困難になるでしょう。
さて、本題。
この写真が分かる人は、美瑛に詳しい人だと思います。
この写真は「哲学の木」です。
少し傾いた感じが、哲学で考えている人のように見えるというところから命名されています。
しかし、この木を見ることはもう出来ません・・・。
何故なら、この木を撮影するため畑に不法侵入する人間があまりに多かったので地主が怒って切り倒したからです。
はじめは、地主がペンキで☓を書いて見栄えを悪くして写真を撮れなくしようとしたのですが・・・それでも不法侵入者が減らないために・・・・。
美瑛の他の場所でも、畑に侵入する人間がいまだにいます。
お金のために観光客を呼び込みたいのは分かるのですが、自治体は現場の人間任せにしないで、もう少し対応策を考えて欲しいものです。
某自治体では、お役所らしい、もの凄~く甘い予測のもとポケモンGOのイベントを行ったら不法侵入が多発、救急車の走行に支障が出たこともありました。
そこでは、外国便に対応するスタッフを増やさず自治体からは人間を出さずに、とにかく隣の国からのインバウンドを増やせ!と知事がイキっていましたw
話が少しそれてしまいましたが~自治体の人間もそうですが、我々の意識も大事なんですよね。
とはいえ、先日大阪でPhantom?だったかなマウンテンバイクのチームが地下街をマウンテンバイクで歩行者がいる中を走行し、歩行者をヒヤッとさせた事件がありました。
こういう連中はDQNというか、反社会性の人間なんで刑法でしか対応出来ないんですよね・・・普通の話し合いが出来ないので・・・こういうのがいたら何ともしようがないです。
お役所のパトロールは「駄目ですよ」と言うだけで何も出来ませんし、パトロールしたという実績だけが大事なのでお話にならない。
警察が、そのために巡回なんて出来ませんしねぇ。
インバウンドは、もういいんじゃないですかね。
美瑛には、ここまで酷い人間が来ることは少ないと思いますが・・・先行きが心配です。
哲学の木のような事態が起こらないようにと・・・この写真を見るたびに考えてしまいます。